【一休庵徒然日記】第二話

第二話 「屋号 一休庵」


水上勉の「一休」を読み、その昔一休禅師という破天荒な高僧が実在していたということを知り、
そこから屋号を【一休庵】としました。
(本の内容はともかく・・・破天荒というキーワードが強く印象に残った)

大徳寺の中にある三玄院の当時の和尚、誡堂(かいどう)老師に屋号の【一休庵】の看板を書いてもらいに・・・

誡堂和尚は当時80歳。
和尚が書いた墨績は特に人気があり(字も上手かった!)スター的存在でした。

ところが茶道具を商いにする店に一休禅師の名を語るなんてもってのほか!

「看板屋に頼め」
とはじめ断られたのですが・・・
翌週訪問した時
「これ持って帰り」

なんと【一休庵】と書かれた墨績が!!

ただただ感謝でした。

一休庵の出発。

今にして思えば墨績を書いていただけたのは、ご自身が最も尊敬していらしたのが一休禅師であったからかもしれません。


私の無知と若さが繋げたご縁。


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***

こぼれ話

大徳寺の門前に〈一久 〉という名物大徳寺納豆を売るお店があります。
はじめ屋号を〈一休〉としていたのが大徳寺の門前で一休禅師の名を使うなんてもってのほか!ということで〈一久〉に改めさせられたとか。。。

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