表具工房ぱぴ絵より

夏には夏の
冬には冬の
地域や気候により服を着替える

人間がそうであるように、禅語や墨絵に服を着せて掛け軸に仕立ててゆきます。


【表具工房 ぱぴ絵】では、季節やシチュエーションに合わせて一本ずつ表装し、伝統的な様式にとらわれず現代の家屋空間に合うよう色々模索しながら表装しております。

禅語というものには新語はありません。
中国や日本・・・どこかの古い書物や詩などから引用した言葉で、解釈はそれぞれ人によって違います。

私たち独自の解釈による言葉と絵
それに合わせる裂地や紙
大きさや仕様など総合的にデザインをしています。


禅語と表装とその先にある空間がひとつになり、心安らぐものとなれば嬉しいです。

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そして今、力を入れている【ぱねる表具】が
日本のみならず世界へ生かされることを願っています!

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題字 / 大徳寺高僧 天倫和尚

「道を以て 我が庵と為す」
(どうをもって 我があんとなす)

300年前に天倫和尚が書かれた言葉です
このお軸に出逢ってから大切に心の支えにしております

行く道々に庵があるように
ぱぴ絵の道にもたくさんのご縁がありますように
灯を頼りに・・・


─ぱぴ絵 主