落款
お寺へお伺いする日
和尚が禅語を書いていらっしゃる横でひたすらハンコを押す…それが私のその日の役目です。
禅語の右上に押すのが遊印と呼ばれ、大道和尚はご自身の好きな言葉「知足」を遊印にされております。
和尚の名前の下に押しているのは、極楽禅寺の山号である萬年山とその主とする意味の「萬年山主」
そしてご本人のお名前である「大道」
この3つの落款が押されています。
特に氣をつけているのが遊印の位置。
題字の頭より上を出ないようにしなければなりません。
また、絵描きさんの落款は、その絵や紙の大きさによっても変えております。
山口木水さんの落款
藤原颯の落款は色々♪
全て本人の手彫りです↑
ハンコ押しも大変で…バブルの時は大忙し!
横に押してしまったことも(何度も)笑
落款を押すのも表装デザインの大事な要素です。