落款

お寺へお伺いする日
和尚が禅語を書いていらっしゃる横でひたすらハンコを押す…それが私のその日の役目です。
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禅語の右上に押すのが遊印と呼ばれ、大道和尚はご自身の好きな言葉「知足」を遊印にされております。
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和尚の名前の下に押しているのは、極楽禅寺の山号である萬年山とその主とする意味の「萬年山主」
そしてご本人のお名前である「大道」
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この3つの落款が押されています。


特に氣をつけているのが遊印の位置。
題字の頭より上を出ないようにしなければなりません。



また、絵描きさんの落款は、その絵や紙の大きさによっても変えております。
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山口木水さんの落款
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藤原颯の落款は色々♪
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全て本人の手彫りです↑




ハンコ押しも大変で…バブルの時は大忙し!
横に押してしまったことも(何度も)笑


落款を押すのも表装デザインの大事な要素です。

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迎春準備

秋風冷える頃
早くも迎春準備にとりかかります

一路城崎
極楽禅寺へ訪問

門前にある和尚の一言メッセージ
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つくばいの「吾唯知足」
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来年の干支「子」の絵に賛を書いていただきました
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稔の稲穂をくわえたねずみが新春の床の間を飾ります


沢庵和尚ゆかりの極楽禅寺へ通うこと四十余年
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日新
日々新